■業績見通し
2017年3月期についてSDエンターテイメント {{|0:}}は、連結決算で売上高8,890百万円(前期比8.4%増)、営業利益340百万円(同157.6%増)、経常利益210百万円(前期は経常損失34百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円(前期は当期純損失94百万円)と予想している。
各事業部門の詳細は前述のとおりだが、2017年3月期の業績予想達成には、フィットネス事業の動向が大きなカギになると弊社では考えている。
特に「SLIT」の利用者数がどこまで拡大するかに注目している。
加えて、多店舗展開に踏み出せるかどうかも来期以降の成長性を占う上では見逃せないポイントだ。
GAME事業は2016年5月にオープンした音更店の成功体験をどこまで再現できるかがポイントだ。
前述のように、条件を満たす物件に出会えるかどうかは需給環境ほか運に左右される部分も大きい。
したがって、新店効果は予想に織り込むのではなく、プラスアルファにとどめておくべきだろう。
GAME事業は既存店ベースでも、前期の休業影響が無くなることや不採算店舗の閉店効果で、収益の回復が期待できるとみている。
ボウリング事業は堅調に収益拡大が続くとみている。
気を付けるべきは不需要期の第2四半期の動向だ。
前年第2四半期はまれにみる好業績を記録し、それが通期の好業績につながった。
今第2四半期においてそれを再現できるかどうかで、今通期の業績の方向性が変わってくる可能性がある。
施設管理事業はシネマ部門、賃貸施設管理部門ともに安定的に推移すると考えている。
シネマ部門では、今期も番組のラインナップは期待を持てるものが数多いようで、同社は増収トレンド維持に自信を見せている。
その他事業の子会社2社のうち、前期に足を引っ張ったフォーユーが、明確に収益が改善している。
2016年3月に単月黒字化を果たしたのちは黒字が続いており、今期の営業利益は50百万円前後も視野に入ってきているとみられる。
仮に50百万円の営業利益となれば、前期比で約100百万円の収益改善となり、営業利益の前期比増益額207百万円のうちの約半分を占めることになる。
弊社では、天候要因など不透明な部分は多いものの、今期の会社側業績予想は、十分に達成可能な、現実的な予想であると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)
2017年3月期についてSDエンターテイメント {{|0:}}は、連結決算で売上高8,890百万円(前期比8.4%増)、営業利益340百万円(同157.6%増)、経常利益210百万円(前期は経常損失34百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益170百万円(前期は当期純損失94百万円)と予想している。
各事業部門の詳細は前述のとおりだが、2017年3月期の業績予想達成には、フィットネス事業の動向が大きなカギになると弊社では考えている。
特に「SLIT」の利用者数がどこまで拡大するかに注目している。
加えて、多店舗展開に踏み出せるかどうかも来期以降の成長性を占う上では見逃せないポイントだ。
GAME事業は2016年5月にオープンした音更店の成功体験をどこまで再現できるかがポイントだ。
前述のように、条件を満たす物件に出会えるかどうかは需給環境ほか運に左右される部分も大きい。
したがって、新店効果は予想に織り込むのではなく、プラスアルファにとどめておくべきだろう。
GAME事業は既存店ベースでも、前期の休業影響が無くなることや不採算店舗の閉店効果で、収益の回復が期待できるとみている。
ボウリング事業は堅調に収益拡大が続くとみている。
気を付けるべきは不需要期の第2四半期の動向だ。
前年第2四半期はまれにみる好業績を記録し、それが通期の好業績につながった。
今第2四半期においてそれを再現できるかどうかで、今通期の業績の方向性が変わってくる可能性がある。
施設管理事業はシネマ部門、賃貸施設管理部門ともに安定的に推移すると考えている。
シネマ部門では、今期も番組のラインナップは期待を持てるものが数多いようで、同社は増収トレンド維持に自信を見せている。
その他事業の子会社2社のうち、前期に足を引っ張ったフォーユーが、明確に収益が改善している。
2016年3月に単月黒字化を果たしたのちは黒字が続いており、今期の営業利益は50百万円前後も視野に入ってきているとみられる。
仮に50百万円の営業利益となれば、前期比で約100百万円の収益改善となり、営業利益の前期比増益額207百万円のうちの約半分を占めることになる。
弊社では、天候要因など不透明な部分は多いものの、今期の会社側業績予想は、十分に達成可能な、現実的な予想であると考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)