2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日銀のETF買入れインパクト見極め、アベノミクス第3幕期待で底堅い
・ドル・円は102円63銭付近、底堅い株価や債券先物下落の影響などを意識
・亀田製菓、住友電工など6社の目標株価変更
■日銀のETF買入れインパクト見極め、アベノミクス第3幕期待で底堅い
日経平均は反落。
113.30円安の16522.47円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。
1日の米国市場は、予想を下振れた7月ISM製造業景況指数や原油安が重しとなり、NYダウは6日続落だった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の16450円だったこともあり、朝方はこれにさや寄せする格好から売りが先行した。
売り一巡後はやや下げ幅を縮めているが、日銀のETF買入れに伴う需給動向や政府の大規模経済対策の内容を見極めたいとする模様眺めムードが強く、日経平均は16450-16550円辺りでのもち合いが続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。
セクターでは鉱業、銀行、非鉄金属、金属製品、海運、石油石炭、その他金融が冴えない。
一方で、小売、ガラス土石、医薬品が小じっかり。
日経平均は狭いレンジ内での取引をみせており、5日線や一目均衡表の転換線辺りでの攻防をみせている。
ただし、上値は抑えられているものの、下値は切り上がりをみせており、押し目買い意欲の強さが窺える。
ミニ三角もち合いの形状にもなりつつあり、次第に煮詰まり感が意識されてきそうだ。
市場は日銀によるETF買入れ額の増額に対する市場への影響を見極めたいとのムードが強く、上値は抑えられているものの、下値を売り込む流れにはなっていない。
インパクトが大きくなるようだと指数影響度の大きい銘柄へ短期的な値幅取り狙いの資金がシフトしやすいだろう。
その他、政府の大規模な経済政策の発表が予定されているほか、明日には内閣改造が発表される。
アベノミクス第3幕への期待等も膨らみやすく、押し目買い意欲は強まりやすい。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は102円63銭付近、底堅い株価や債券先物下落の影響などを意識
2日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い展開となった。
債券先物の大幅安で株式市場などへの影響が意識された可能性があろう。
ドル・円は102円40銭付近で寄り付いた後、日経平均株価の軟調地合いを受け一時102円23銭まで下落。
その後は、麻生太郎財務相による「為替市場は神経質な動きをみせている」など円高けん制発言で、ドルは102円83銭まで上昇。
また、債券先物の大幅安も意識されているもよう。
一段安となった場合には、株式市場に影響が及ぶ可能性は否定できないとの声が聞かれる。
なお、きょう閣議決定の政府経済対策については、市場の評価を見極める必要がありそうだ。
ランチタイムの日経平均先物は弱含む展開が続いているため、ドルは午後の取引で大幅高を想定しにくい。
一方、豪準備銀が利下げに踏み切った場合には、豪ドル・円などクロス円の下落をきっかけにドル・円が値を下げる可能性もあろう。
ここまでドル・円は102円23銭から102円83銭、ユーロ・ドルは1.1159ドルから1.1175ドル、ユーロ・円は114円23銭から114円82銭で推移。
12時20分時点のドル・円は102円63銭、ユーロ・円は114円65銭、ポンド・円は135円37銭、豪ドル・円は77円33銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・亀田製菓 (T:2220)、住友電工 (T:5802)など6社の目標株価変更
・ショーケースTV {{|0:}}、日ダイナミク {{|0:}}、日本ライフL {{|0:}}などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・安倍首相
「2020年の財政健全化目標を堅持」
・麻生財務相
「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」
「為替市場は神経質な動きをみせている」
☆後場の注目スケジュール☆
・13:30 豪準備銀行が政策金利(現行1.75%)発表(0.25%引き下げ予想)
<>
・日銀のETF買入れインパクト見極め、アベノミクス第3幕期待で底堅い
・ドル・円は102円63銭付近、底堅い株価や債券先物下落の影響などを意識
・亀田製菓、住友電工など6社の目標株価変更
■日銀のETF買入れインパクト見極め、アベノミクス第3幕期待で底堅い
日経平均は反落。
113.30円安の16522.47円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えている。
1日の米国市場は、予想を下振れた7月ISM製造業景況指数や原油安が重しとなり、NYダウは6日続落だった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円安の16450円だったこともあり、朝方はこれにさや寄せする格好から売りが先行した。
売り一巡後はやや下げ幅を縮めているが、日銀のETF買入れに伴う需給動向や政府の大規模経済対策の内容を見極めたいとする模様眺めムードが強く、日経平均は16450-16550円辺りでのもち合いが続いている。
東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。
セクターでは鉱業、銀行、非鉄金属、金属製品、海運、石油石炭、その他金融が冴えない。
一方で、小売、ガラス土石、医薬品が小じっかり。
日経平均は狭いレンジ内での取引をみせており、5日線や一目均衡表の転換線辺りでの攻防をみせている。
ただし、上値は抑えられているものの、下値は切り上がりをみせており、押し目買い意欲の強さが窺える。
ミニ三角もち合いの形状にもなりつつあり、次第に煮詰まり感が意識されてきそうだ。
市場は日銀によるETF買入れ額の増額に対する市場への影響を見極めたいとのムードが強く、上値は抑えられているものの、下値を売り込む流れにはなっていない。
インパクトが大きくなるようだと指数影響度の大きい銘柄へ短期的な値幅取り狙いの資金がシフトしやすいだろう。
その他、政府の大規模な経済政策の発表が予定されているほか、明日には内閣改造が発表される。
アベノミクス第3幕への期待等も膨らみやすく、押し目買い意欲は強まりやすい。
(株式部長 村瀬智一)
■ドル・円は102円63銭付近、底堅い株価や債券先物下落の影響などを意識
2日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い展開となった。
債券先物の大幅安で株式市場などへの影響が意識された可能性があろう。
ドル・円は102円40銭付近で寄り付いた後、日経平均株価の軟調地合いを受け一時102円23銭まで下落。
その後は、麻生太郎財務相による「為替市場は神経質な動きをみせている」など円高けん制発言で、ドルは102円83銭まで上昇。
また、債券先物の大幅安も意識されているもよう。
一段安となった場合には、株式市場に影響が及ぶ可能性は否定できないとの声が聞かれる。
なお、きょう閣議決定の政府経済対策については、市場の評価を見極める必要がありそうだ。
ランチタイムの日経平均先物は弱含む展開が続いているため、ドルは午後の取引で大幅高を想定しにくい。
一方、豪準備銀が利下げに踏み切った場合には、豪ドル・円などクロス円の下落をきっかけにドル・円が値を下げる可能性もあろう。
ここまでドル・円は102円23銭から102円83銭、ユーロ・ドルは1.1159ドルから1.1175ドル、ユーロ・円は114円23銭から114円82銭で推移。
12時20分時点のドル・円は102円63銭、ユーロ・円は114円65銭、ポンド・円は135円37銭、豪ドル・円は77円33銭で推移している。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・亀田製菓 (T:2220)、住友電工 (T:5802)など6社の目標株価変更
・ショーケースTV {{|0:}}、日ダイナミク {{|0:}}、日本ライフL {{|0:}}などがストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・安倍首相
「2020年の財政健全化目標を堅持」
・麻生財務相
「為替の振幅が激しいことは経済にあまりよくない」
「為替市場は神経質な動きをみせている」
☆後場の注目スケジュール☆
・13:30 豪準備銀行が政策金利(現行1.75%)発表(0.25%引き下げ予想)
<>