ミロク情報サービス (T:9928)は、会計事務所及び中堅・中小企業向けに、財務会計・税務システムを中心とするERP(統合業務管理)システムを開発・販売する業界大手。
中小企業の事業承継・再生支援サービスやフィンテック分野へと事業領域を拡大中。
10月31日付で発表された2017年3月期第2四半期累計(2016年4月−9月)の連結業績は、売上高が前年同期比10.5%増の13,080百万円、経常利益が同44.8%増の2,103百万円といずれも期初計画を上回り、半期ベースで過去最高業績を更新した。
企業向けERP製品の販売や新規顧客開拓等によるサービス収入の拡大が増収増益要因となった。
また、同社が経営指標として重視しているシステム導入契約売上高※の受注残も、第2四半期末で5.75ヶ月(前期末比0.43ヶ月増)と順調に積み上がっている。
※システム導入契約売上高=ハードウェア、ソフトウェア、ユースウェア売上高の合計
2017年3月期の売上高は前期比10.0%増の26,000百万円、経常利益は同30.4%増の4,000百万円と期初計画を据え置いている。
第2四半期までの進捗率は売上高で50.3%、経常利益で52.6%とやや計画を上回るペースで推移しており、また、システム導入契約売上高の受注残も豊富なことから、会社計画の達成は可能と見られる。
同社は次期中期経営計画で2021年3月期に売上高500億円、経常利益率30%を目標として掲げている。
既存事業ではクラウドサービスへの移行を進めながら持続的な成長を図り、ここ1〜2年で種をまいてきた新規事業を育成し事業領域を拡大していくことで、収益成長を加速化していく戦略だ。
新規事業としては、2017年3月期より本格始動した中小企業向けBtoBクラウドプラットフォーム「bizsky(ビズスカイ)」上でフィンテック関連の新サービスを開始したほか、中小企業の事業承継・再生支援サービス、190万人を超える会員数を保有するビジネス情報サイト「bizocean(ビスオーシャン)」を基盤とした有料サービスの提供並びに海外市場への展開を進めていく。
「bizsky」については将来的に「中小企業が集まる日本最大のビジネスクラウドプラットフォーム」とし、競合他社のサービスを提供するBtoBのマーケットプレイスに育成していくことを目指している。
■Check Point
・企業向けERP製品の販売や新規顧客開拓等によるサービス収入拡大が大幅増収のけん引に
・17/3期通期は6期連続の増収増益、過去最高業績を更新する見込み
・新規事業の育成で更なる成長ステージへ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
中小企業の事業承継・再生支援サービスやフィンテック分野へと事業領域を拡大中。
10月31日付で発表された2017年3月期第2四半期累計(2016年4月−9月)の連結業績は、売上高が前年同期比10.5%増の13,080百万円、経常利益が同44.8%増の2,103百万円といずれも期初計画を上回り、半期ベースで過去最高業績を更新した。
企業向けERP製品の販売や新規顧客開拓等によるサービス収入の拡大が増収増益要因となった。
また、同社が経営指標として重視しているシステム導入契約売上高※の受注残も、第2四半期末で5.75ヶ月(前期末比0.43ヶ月増)と順調に積み上がっている。
※システム導入契約売上高=ハードウェア、ソフトウェア、ユースウェア売上高の合計
2017年3月期の売上高は前期比10.0%増の26,000百万円、経常利益は同30.4%増の4,000百万円と期初計画を据え置いている。
第2四半期までの進捗率は売上高で50.3%、経常利益で52.6%とやや計画を上回るペースで推移しており、また、システム導入契約売上高の受注残も豊富なことから、会社計画の達成は可能と見られる。
同社は次期中期経営計画で2021年3月期に売上高500億円、経常利益率30%を目標として掲げている。
既存事業ではクラウドサービスへの移行を進めながら持続的な成長を図り、ここ1〜2年で種をまいてきた新規事業を育成し事業領域を拡大していくことで、収益成長を加速化していく戦略だ。
新規事業としては、2017年3月期より本格始動した中小企業向けBtoBクラウドプラットフォーム「bizsky(ビズスカイ)」上でフィンテック関連の新サービスを開始したほか、中小企業の事業承継・再生支援サービス、190万人を超える会員数を保有するビジネス情報サイト「bizocean(ビスオーシャン)」を基盤とした有料サービスの提供並びに海外市場への展開を進めていく。
「bizsky」については将来的に「中小企業が集まる日本最大のビジネスクラウドプラットフォーム」とし、競合他社のサービスを提供するBtoBのマーケットプレイスに育成していくことを目指している。
■Check Point
・企業向けERP製品の販売や新規顧客開拓等によるサービス収入拡大が大幅増収のけん引に
・17/3期通期は6期連続の増収増益、過去最高業績を更新する見込み
・新規事業の育成で更なる成長ステージへ
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)