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欧州市場サマリー(6日)

発行済 2009-10-07 03:32

     1303GMT         5日

ユーロ/ドル

ドル/円

ユーロ/円

              6日終値     前営業日終値

株 FT100 5137.98(+113.65) 5024.33

  クセトラDAX     5657.64(+148.79) 5508.85

金 現物午後値決め 1038.75 1005.50

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.255 (‐0.010)  0.411(0.405)

独連邦債2年物 1.238(1.228)

独連邦債10年物(12月限) 122.42 (‐0.28) 3.160(3.128)

独連邦債30年物   3.874(3.852)

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 <為替> ドルが下落している。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が利上

げに踏み切ったことや、株高を受けて安全資産としてのドルの魅力が低下したことが要因。

 アラブ湾岸諸国が原油取引での米ドル利用を中止し、通貨バスケット建て取引移行に向

けてロシア・中国・日本・フランスなどと極秘に協議していると英インディペンデント紙

が報じたこともドルを圧迫している。ただ、主要産油国はこの報道を否定している。

 <株式> ロンドン株式市場は大幅続伸。第3・四半期の米企業決算シーズンを前に、

世界的な景気回復の勢いをめぐる楽観的な見方が広がり、商品(コモディティ)・銀行株

が買われた。

 CMCマーケッツの株式部門代表ジミー・イエーツ氏は「きのうの米市場が堅調だった

ことを受けて、きょうは大商いだった。決算シーズンを前に楽観的な見方が復活してい

る」と指摘した。

 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が政策金利を25ベーシスポイント引き

上げ3.25%としたことは、同国の経済回復を示す兆候と市場は受け止めた。

 アラブ湾岸諸国が石油取引での米ドル利用を中止し、通貨バスケット建て取引移行に向

け協議しているとの報道を受け、ドルが軟調となった。これを背景に金属価格が上昇。鉱

山株は買いが優勢となった。

 金現物

 鉱山株では、フレスニロ、アントファガスタ、ユーラシアン・ナチュ

ラル・リソーシズ(ENRC)、リオ・ティント、カザキミス

エクストラータが6─9.9%高。

 米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は、中国をはじめとするアジア地域の経済

が上向き始めたことを背景に2009年第4・四半期と2010年の世界原油需要予想を

引き上げた。

 これを受け原油価格は71ドルを上回って上昇。エネルギー株も連れ高となった。ロイ

ヤル・ダッチ・シェル、BP、タロー・オイル、BGグループ

は2.8─8.4%値上がりした。

 銀行株も高い。バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、欧州系銀行の投資判断を

「ニュートラル」から「オーバーウエート」に引き上げた。

 HSBC、スタンダード・チャータード、バークレイズ、ロ

イヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)、ロイズ・バンキング・グル

ープは1.6─4%上昇した。

 フランスの金融大手ソシエテ・ジェネラルは、金融危機時に政府から注入を

受けた公的資金の返済や企業買収が目的に、総額48億ユーロの増資計画を発表した。市

場はこれを無難に消化した。

 英ロールスロイスは4.4%高。シティグループが投資判断を「ホールド」から

「バイ」に、目標株価を465ペンスから550ペンスに、それぞれ引き上げ、ロールス

ロイスの業績見通しが上方修正される可能性を指摘した。

 欧州株式市場は大幅続伸。指数は軒並み2%を超える値上がりとなった。オーストラリ

アが利上げに踏み切り、世界的な景気回復に対する期待が高まるなか、金融株や石油株な

どへの買いが膨らんだ。

 米企業決算発表シーズンを控え、金価格は最高値を更新、非鉄金属価格も値上がりし、

鉱山株が堅調となった。米アルコアは7日、決算を発表する。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は21.55ポイント(2.22%)

高の992.76。年初からの上昇率は19%、今年3月の安値圏からは54%高。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は74.92ポイント(2.68%)高

の2865.70。

 金融株では、BNPパリバが5.6%高、KBCグループ

15.4%急騰、クレディ・アグリコールは7.8%高。

 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は6日、政策金利のオフィシャル・キャ

ッシュ・レートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、3.25%とし、景気の最悪

期は過ぎたため緩和的政策を徐々に戻すことが賢明との見解を示した。

 ウニクレディトの株式ストラテジスト、タンモ・グレートフェルト氏は、オーストラリ

アの利上げについて「金融刺激策を緩めるに十分なほど経済は安定していると当局は判断

したのかもしれない」と述べた。

 BNPパリバに続き、ソシエテ・ジェネラルが、総額48億ユーロ(70億

ドル)の増資計画を発表。金融危機時に政府から注入を受けた公的資金の返済や企業買収

が目的とした。同社株は2.9%高。 

 米当局が第4・四半期の世界原油需要見通しを上方修正するなか、原油価格が堅調に推

移、エネルギー株もつれ高となった。レプソルは1.7%高、スタトイルハイド

は3.2%高。「最近の値下がりも買いのきっかけを作った」(キャピタル・

スプレッズのセールス部長、アンガス・キャンベル氏)という。

 <ユーロ圏債券> 利回りが小幅上昇。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)

の利上げを受け、他の主要国中銀が予想よりも早く超緩和的な金融政策を解除する可能性

があるとの観測が高まった。 

 独連邦債10年物

 豪中銀はこの日、政策金利のオフィシャル・キャッシュ・レートを25ベーシスポイン

ト(bp)引き上げ、3.25%とした。景気の最悪期は過ぎたため緩和的政策を徐々に

戻すことが賢明との見解を示した。

 ノルディアの首席アナリスト、二ルス・フロム氏は「豪中銀の利上げに加えて、ユーロ

圏の超緩和的な金融政策がいつ巻き戻されるかをめぐる観測が相場を主導した」と指摘。

「しかし結局のところ、ECBの引き締めサイクルをめぐる見方を支持することは時期尚

早だ。一段の(景気)低迷が確認されれば、市場では新たにロングポジションを取る機会

が見られる可能性がある」と述べた。

 ECB理事会メンバーのプロボポラス・ギリシャ中銀総裁はこの日、世界の景気回復は

まだ初期段階で、景気刺激策の解除には早いとの認識を示した。

 欧州・米株高のほか、週内に実施される大規模な米国債入札をめぐる警戒感も圧迫材料

となった。

 米財務省は今週、総額780億ドルの国債入札を実施する。この日は390億ドルの3

年債入札が行われた。

 企業決算にも注目が集まっている。主力企業が好調な業績や見通しを発表すれば、より

リスクの低い国債への需要が後退する可能性が高い。

 独連邦債先物12月限は27ティック安の122.43。

 独連邦債2年物

%。 

 同10年物は2.4bp上昇の3.161%。

 オーストリアは22億ユーロの国債を発行。アイルランドもシンジケートを通じ15年

債を発行した。

 10年物のオーストリア債は独連邦債をアウトパフォームし、利回りスプレッドは前日

終盤の最大50bpから45bp近辺に縮小した。

 10年物のアイルランド債と独連邦債の利回りスプレッドも一時160bp付近と、前

日終盤の約168bpからタイト化した。

              [東京 7日 ロイター]

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