原油価格は金曜日、米中間の貿易協議の中で上昇した。しかし、両国は160億円の商品に対して追加関税を課することには変わりはない。
10月限ブレント原油先物は日本時間13時において0.4%増で75.03ドルとなっている。また、10月限クルード原油 WTI 先物は0.52%増で68.18ドルだ。
米中間の貿易協議は木曜日に終了したが、大きな進展はなかった。
ホワイトハウスの Lindsay Walter報道官は「私たちは2日間にわたる協議を中国と行い、両国の経済における公平、バランス、相互関係について意見を交換しあった」と述べた。しかし、さらなる貿易協議の機会は予定されていないと、ブルームバーグが関係者から引用した。その関係者は、11月の中間選挙の後にならなければ、さらなる交渉は起こらないだろうと付け加えた。
オーストラリアニュージーランド銀行は「投資家は、両国がさらなるプレッシャーをかけるのではないかと神経質になるだろう」とした。
米国のイランに対する原油禁輸制裁は、引き続き重くのしかかっている。
今週の原油貯蓄量の予測より大きい減少によって、原油価格は支えられていた。
「上昇相場のサインとして、弱気な指標に対し価格が負けず、徐々に改善されていくことがあげられる。現在の原油価格は、このパターンに則している。原油価格は先週の弱気な相場から回復しており、今週の上昇を後押しする指標により上昇している」とStandard Chartered (LON:STAN) は記した。