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上値重く中小型材料株で値幅取りの物色

発行済 2018-09-12 12:23
更新済 2018-09-12 13:00
上値重く中小型材料株で値幅取りの物色
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[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;22571.76;-92.93TOPIX;1686.64;-12.27

[後場の投資戦略]

 前日に300円近く上昇した日経平均だが、短期筋による買い戻しや週末のSQ(先物・オプション特別清算指数)算出に絡んだ買いによるものとみられ、上昇幅の大きさほど市場の高揚感はなかった。
トランプ米政権の通商問題を巡る強硬姿勢に対し、市場の懸念は根強い。
日米通商協議(FFR)の第2回会合が21日を軸に開催される方向と報じられており、自動車分野を中心に米国からの圧力が一段と強まる可能性がある。
こうした懸念材料を考慮すると、日経平均が節目の23000円を上抜けするにはなお時間を要するとみられ、22000円台後半では利益確定の売りが出やすいと考えられる。


 新興市場でもマザーズ指数が3日ぶり反落、日経ジャスダック平均が続落となっている。

個人投資家のマインドは依然として改善しておらず、マザーズ指数などは相場全体の地合い睨みで一進一退の展開が続きそうだ。
マザーズ市場では新サービスを発表したアジャイル (T:6573)やマーケットE (T:3135)、農業総合研究所 (T:3541)などが値を飛ばしているが、こうした中小型の材料株で短期の値幅取りを狙う形となるだろう。

(小林大純)

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