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原油価格は引き続き供給過多によって下落

発行済 2018-11-15 14:46
更新済 2018-11-15 14:46
© Reuters.

木曜の原油価格は引き続き下落している。これには、米国の原油在庫量が予想を上回って増加している背景がある。 

WTI原油は0.4%下落し、日本時間14時49分において1バレル56.1ドルとなっている。

一方で ブレント原油は0.2%下落し65.97ドルだ。

アメリカ石油協会(API)は水曜日、11月9日の週の原油在庫量は320万バレル増加と予想されていたが、880万バレル増加したと伝えた。

一方で、米国エネルギー情報局(EIA)は過去7週間で約3800万バレル増加したと述べている。

EIAによると米国の7箇所のシェールオイル主要地区からの生産量は、12月には日量794万バレルになると予想されている。

米原油の生産量は合計で、日量1160万バレルという記録的な数字になっている。これによりロシアやサウジアラビアをしのぎ、米国が世界一の原油生産国となっている。

直接的な要因ではないが、OPECの Suhail al-Mazrouei氏とGeneral Mohammed Barkindo氏は、OPECがマーケットのバランスを取るために尽力するというコンセンサスがあると述べた。

Barkindo氏はCNBCのインタビューで、OPECは原油の安定を回復させる方針を決定したと述べた。しかし、Mazrouei氏は、OPECが最近の原油価格の乱高下に対して過剰な対応はしないと付け加えている。

水曜日の報道によると、OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国は日量140万バレルか、もしくはアブダビの会合で提案されたように100万バレルの減産を行うかについて協議したという。

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