7日の原油価格は上昇している。原油の上昇は、トランプ米大統領と王岐山国家副主席が今月末にダボスで会談が行われるという報道に続いている。
サウスチャイナモーニングポスト紙によると、この会談の前に、北京で7日から米中の閣僚の会談が行われるとのこと。
2人の関係者に聞いたブルームバーグの報道によると、この会談の焦点は知的所有権や、農産物や工業品などの問題について話し合われるという。このトランプ米大統領と副国家主席の会談の前に行われる会談では「いつもより少しだけ楽観的ではある」とラリー・クドロウ大統領補佐官(経済担当)は語っている。
日本時間15時27分において、WTI原油は1.7%上昇し48.76ドルである。
ブレント原油は1.5%高で、1バレルあたり57.91ドルだ。
原油トレーダーは引き続き米中間の通商交渉について注意を払っている一方、先週の原油在庫量が減ったことによって原油価格が支えられていたことがポイントである。
石油輸出国機構(OPEC)は12月では減産しており、さらに米石油協会は450万バレルの原油在庫から減ったことを伝えた。
OPECプラスによる減産の発表によって原油価格はある程度支えられていた。OPECとOPECプラスは12月に、2019年から日量120万バレル減産すること決定した。この内、OPECは80万バレルの減産が求められている。
今後、米石油協会(API)は最新の在庫量を9日に発表し、米国エネルギー情報局(EIA)による在庫量が10日に発表される。