24日の原油価格は反落。低迷する世界経済を巡る懸念が相場を圧迫した。
日本時間午後3時42分の時点で、ブレント原油先物は60.87ドルとなっている。
また、WTI原油は1バレルあたり52.37ドルで、0.5%安となっている。
原油価格の売り圧力となっているのは、21日に国際通貨基金(IMF)が2019年と2020年における世界経済成長を下方修正したことがあげられる。これは予想を超える中国経済低迷や、ブレクジットへの懸念を受けている。
また、中国の2018年GDPが公表された。中国のGDP成長率は28年ぶりの最低水準までに落ちている。
一方で、米国株式の上昇は原油市場の下方圧力となっている。
米国石油協会(API)の週刊統計では、1月18日までの週の原油在庫は660万バレル増え、4億4360万となったと発表した。アナリストの予想より4万2000バレル少ない結果となった。
また、米国エネルギー情報局(EIA)による原油在庫は25日午前1時に発表される予定である。
23日の原油価格は、中国や日本の景気刺激策に期待が集まったため上昇していたが、その後原油在庫量への懸念から下落していた。