[19日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コム (O:AMZN)は19日、自社流通網を通じて世界で配送する2019年の顧客向け貨物が35億個になるとの見通しを示した。
アマゾンは自前の配達用航空機やトラック、バンのネットワークを拡充しており、フェデックス (N:FDX)やユナイテッド・パーセル・サービス(UPS) (N:UPS)など宅配大手にとって、長期的な脅威となる可能性があるとみられている。
フェデックスは今夏にアマゾンとの提携を終了。一方、UPSは数百万個のアマゾンの貨物配達を継続している。
前週に公表されたモルガン・スタンレーの分析によると、2018年にアマゾンが自社の物流網で配達した貨物は同社貨物全体の約20%、今年1─8月にはその比率が約46%となった。2022年までに、同社は65億個の貨物を自社の物流網で配達すると推定されるという。
アマゾンは現在、米国内に150カ所の配達拠点を持ち、9万人超を雇用している。