[上海 31日 ロイター] - 中国商務省は31日、オーストラリアから輸入される一部のワインを対象に反補助金調査を開始したと発表した。
同省のウェブサイトに掲載された声明によると、「2リットル以下の容器」に入ったワインが対象となる。
調査は1年以内の完了を目指すが、状況次第では2022年2月末まで延長される可能性もあるという。
商務省は18日、オーストラリアから輸入しているワインについて、反ダンピング(不当廉売)調査を開始したと発表していた。
中国はオーストラリア産ワインの輸出先として首位だが、豪中関係は新型コロナウイルス起源の調査を巡り悪化している。
オーストラリアのバーミンガム貿易・観光・投資相は、中国向けのワインについて不当廉売は行っていないと述べた。