[シンガポール 31日 ロイター] - 原油先物価格は31日のアジア時間の取引で上昇している。原油需要は新型コロナウイルス感染拡大前の水準に戻っていないものの、各国の景気刺激策が価格を下支えしている。
月間ベースでブレント先物は5カ月連続、米WTIは4カ月連続の上げとなる見通し。
0038GMT(日本時間午前9時38分)時点で、ブレント先物11月限 (LCOc1)は0.27ドル(0.6%)高の1バレル=46.08ドル。 米WTI先物 (CLc1)は0.14ドル(0.3%)高の43.11ドル。
米国28日の原油先物価格は小幅下落にとどまった。米南部を襲ったハリケーン「ローラ」の被害が大規模にはならず、各企業が操業を再開したことを受けた。[nL4N2FU4KP]
エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズ (N:BKR)が発表した8月28日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は、前週と同水準だった。[nL4N2FU4SH]
原油需要は新型コロナの影響でまだ回復しておらず、過剰供給も続いているが、ドル安が原油価格を下支えしている。ただ、原油相場は今後ハードルに直面する可能性があるとの見方もアナリストから出ている。