[ワシントン 24日 ロイター] - アルトマイヤー独経済相は24日、欧州連合(EU)と米国が鉄鋼・アルミニウム関税を巡って対立している問題について、年内の解決が可能と強調した。タイ米通商代表部(USTR)代表との会談後に述べた。
アルトマイヤー氏は、対話継続のためタイ代表にドイツ訪問を招請し、タイ代表は受け入れたという。日程は未定だが、10月にロンドンで開催される主要7カ国(G7)会合に合わせて実施する見通し。
アルトマイヤー氏は、米国とEUが今月半ば、航空機補助金問題を巡りそれぞれが発動させた報復関税を5年間停止することで合意したことに触れ、貿易関係が強化されたと述べた。
同氏は「鉄鋼とアルミニウムに関しても、年内に解決策を見出すことができると思う」と発言。
「野心的かもしれないが、EUで来年、選挙が多数行わることを踏まえると、その前の解決が望ましい」とした上で、7月のメルケル独首相の訪米により年内の解決に向けた土台作りができるだろうと述べた。