[東京 5日 ロイター] - 5日の原油先物価格は下落している。5日に再開する石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなど非加盟国で構成する「OPECプラス」協議の結果待ちとなっている。
OPECプラスは2日、8月から12月にかけて減産規模を日量200万バレル程度縮小するほか、減産期間を2022年末まで延長する案を協議したが、アラブ首長国連邦(UAE)が協定の一部について難色を示したため、合意に至らなかった。
0131GMT(日本時間午前10時31分)時点でブレント先物は0.40ドル(0.5%)安の1バレル=75.77ドル。米原油先物は0.30ドル(0.4%)安の74.86ドル。
サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は4日、OPECプラスの協調減産延長案に反対したUAEに反論を展開し、5日の再協議に向け「妥協と合理的思考」による合意を呼び掛けた。