[16日 ロイター] - 米石油サービス会社ベーカー・ヒューズのデータによると、16日までの週に米国内で稼働している石油・天然ガス掘削リグ数は前週比5基増の484基で、昨年4月以来の高水準となった。増加は3週連続。リグ稼働数が3週連続で増加するのは5月以来。
16日までの週の石油・ガスのリグ稼働数は前年同期の水準を231基(91%)上回る。
石油リグは週間で2基増の380基で、20年4月以来の高水準となった。天然ガスリグは3基増の104基で、20年3月以来の高水準を記録。増加は5週連続で18年3月以来最長となった。
16日までの週の米原油先物は1バレル=72ドル前後と、約1カ月ぶりの安値近辺で推移した。前週は76.98ドルまで上昇し、2014年11月以来の高値を付けていた。
原油価格は年初では約46%上昇しており、一部のエネルギー企業は今年、支出を拡大する計画を示している。
ただ、多くの企業は引き続き、増産よりも資本規律や株主還元に重点を置いている。