[東京 30日 ロイター] - アジア時間30日の原油先物は約1%上昇。大型ハリケーン「アイダ」が米メキシコ湾岸に上陸し、湾岸に集中する石油生産施設が閉鎖や作業員の退避を余儀なくされたのを受け、供給不安から買いが先行した。
0001GMT(日本時間午前9時01分)現在、北海ブレント先物は0.84ドル(1.2%)高の1バレル=73.54ドル。先週は供給途絶への懸念を背景に11%超急騰した。
米WTI先物は0.53ドル(0.8%)高の69.27ドル。先週は10%超上昇。
当局によると、29日時点で、石油各社はメキシコ湾岸の原油生産量の95%超に当たる日量174万バレルの生産を一時停止した。
米国立ハリケーンセンター(NHC)によると、アイダは5段階のうち2番目に強い「カテゴリー4」に発達し、29日にルイジアナ州南部のフォーチョン港近くに上陸した。
ルイジアナ州のエドワーズ知事は、同州に上陸したハリケーンとしては近年で最も強力な部類に入ると述べた。