[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米内務省安全環境執行局(BSEE)は6日、8月末に米ルイジアナ州に上陸した大型ハリケーン「アイダ」の影響で、米メキシコ湾の原油・天然ガス生産の80%以上が現在もなお停止していると明らかにした。
BSEEによると、米メキシコ湾で原油生産は日量150万バレル(84%相当)、天然ガス生産は日量18億立方フィート(81%に相当)がなお停止している。
エネルギー省によると、ルイジアナ州では6日時点で5カ所の精製施設がなお稼働を停止。停止されている施設の精製能力は合計で日量100万バレルと、全米の約6%に相当する。
ルイジアナ・オフショア・オイル・ポート(LOOP)の稼働もなお限定的。現在、復旧作業が進められている。
米メキシコ湾ではハリケーンの被害で約350件の原油流出が報告されており、沿岸警備隊は航空機を使って調査を行っている。5日の調査ではオフショア油田で新たな原油流出が見つかるなどした。