[モスクワ 13日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は13日、米国のバイデン大統領と堅実な関係を築いたとし、軍縮からエネルギー問題にわたる広範な案件で米国と共に取り組める可能性があるとの見解を示した。
プーチン氏はモスクワで開かれたエクソンモービルなど石油メジャーの経営幹部が出席したエネルギー関連の会合で、軍縮を巡り建設的に協議する用意があると語ったほか、米ロ両国はテロリズムとの戦い、マネーロンダリング(資金洗浄)、タックスヘイブン(租税回避地)などの問題への対処で「共通の利害」を抱えていると指摘した。
「こうしたことはいずれにせよ明らかに両国関係の修復につながるだろう」と付け加えた。エクソンモービルがロシアでの大型契約を放棄する原因となったとして、米国の制裁に言及した。
また、バイデン氏およびバイデン政権との関係は安定的で建設的だとも述べた。
バイデン大統領は今週、ヌーランド国務次官をモスクワに派遣。大使館問題を巡って大きな進展は見られなかった。
同次官は13日、ロシア政府当局者と生産的な協議ができたとし、米国はロシアと「安定した、予測可能な関係」を築くことにコミットしていると述べた。