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米シェール業者、来年の増産を示唆 パーミアン盆地などで

発行済 2021-11-04 09:40
更新済 2021-11-04 09:45
© Reuters.  11月3日、今年、増産に難色を示していた米国のシェール業者が生産拡大に向けて動き出している。2019年11月、シェール生産の中心地であるパーミアン盆地で撮影(2021年

[3日 ロイター] - 今年、増産に難色を示していた米国のシェール業者が生産拡大に向けて動き出している。

BP、シェブロン、エクソンモービルなど、複数の大手企業は、来年の増産やシェールへの投資拡大を計画。

エネルギー投資のバイソン・インタレスツのジョシュ・ヤング最高経営責任者(CEO)は「原油価格の上昇に伴い、石油生産が再び増加する可能性が高まっている」とした上で、生産量は新型コロナウイルス流行前の水準を引き続き下回るとの見通しを示した。

米エネルギー省によると、先週の米原油生産は日量1150万バレルに増加。新型コロナ流行前のピークである日量1300万バレルに近づいている。米原油生産の70%以上はシェール。

特に、シェール生産の中心地であるパーミアン盆地で、生産拡大が予想されている。燃料小売価格が上昇するなか、ホワイトハウスが増産を呼び掛けていることも背景。

パーミアン盆地の11月の生産量は、日量489万バレルになる見通し。新型コロナ流行前のピークである2020年3月の日量491万バレルに迫る勢いだ。

ただ、別のシェール生産地は増産が遅れており、2020年初めの生産量を約25%下回っている。

BPは2日、米シェール資産への支出を来年5億ドル増やすと表明。エクソンの前四半期のシェール生産は30%増の日量50万バレルだった。同社は先週、掘削リグを2基増やす可能性があると述べた。

シェブロンは、今四半期にリグを2基増やす予定。来年初めの生産が増える見通しだ。

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