[ニューヨーク 13日 ロイター] - 原油先物価格は13日、下落している。ウクライナを巡りロシアが実質的な交渉を行う姿勢を示している兆候があると米当局者が発言する中、先週に続き軟調となっている。
13日2211GMT(日本時間14日午前7時11分)時点で、北海ブレント先物は0.43ドル安の1バレル=112.24ドル。WTI先物は0.87ドル安の1バレル=108.46ドル。
ブレント先物は先週、7日に139.13ドルを記録したが、週間ベースでは4.8%下落した。WTI先物も7日に130.50ドルを付けたが、週間では5.7%下げた。
ロシアのウクライナ軍事侵攻を受け、原油の需給逼迫懸念が浮上したが、市場関係者の間で先週、供給見通しが改善して価格は下落した。
ウェンディ・シャーマン米国務副長官は13日、ロシアがウクライナを巡り実質的な交渉を行う可能性があるという兆候があると語った。
ロシア政府のドミトリー・ペスコフ大統領報道官は13日、ロシアとウクライナの協議は現時点では行われていないが、14日に行われると述べた。ロシア通信(RIA)が報じた。