[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリア東部を襲った集中豪雨で、シドニーでは7日にかけて一晩でほぼ1カ月分の降雨量に相当する雨が降り、道路が冠水するなどの被害が出た。当局は数千人の市民に避難を指示した。
シドニーがあるニューサウスウェールズ(NSW)州の救急部門の高官は、突発的な豪雨で鉄砲水がほぼ1時間ごとに発生していると述べた。
シドニーの年初からの降雨量は1227ミリメートルと、これまでの年間平均(1213ミリ)を既に上回っている。気象局は今後24時間も沿岸部で大雨が続く可能性を警告している。
8日には、シドニーの主要水源であるワラガンバ・ダムから水があふれ出すと当局は予測している。