[チューリヒ 20日 ロイター] - スイス政府で制裁問題を担当する経済省経済事務局(SECO)は20日、ロシア制裁を巡って厳格な非開示規則を維持し、ロシア産原油買い入れに関する商社とのやりとりは公にしないと表明した。
SECOは前日、政府が導入した欧州連合(EU)の制裁措置に基づき、ロシア国営企業からの購入を抑制するかどうかを個別に判断すると説明していた。制裁措置により5月中旬からコモディティー(商品)取引は、「厳密に必要」と見なされるものに限定する。
SECO報道官は、こうした判断をどのように伝えるつもりかとのロイターの質問に対し、「個々の取引についてわれわれが公にコメントすることはない。これらにはアクセスできない」と述べた。
スイスはロシア商品取引の主要拠点。