[北京 28日 ロイター] - 中国海洋石油(CNOOC)が28日発表した第1・四半期決算は、純利益が前年比で2倍以上に増加した。国際原油価格の高騰と国内の石油・ガス生産増加が寄与した。
売上高は前年比74%増の909億元(137億6000万ドル)。純利益は132%増の343億元。
同社では第1・四半期の原油販売価格が前年比65%上昇し1バレル当たり97.47ドルとなった。ガス販売価格は24%上昇し1000立方フィート当たり8.35ドル。
第1・四半期の純生産は前年比10%増の1億5100万石油換算バレル。国内生産は15%増、海外生産は3%減だった。
関係筋によると、同社は英国とカナダ、米国での操業から撤退する準備をしている。3カ国にある資産が西側の新たな制裁の対象になることを中国政府が懸念しているためという。