💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

G7、ロシア産原油の禁輸表明 米はガスプロムバンク幹部に制裁

発行済 2022-05-09 07:15
更新済 2022-05-09 08:18
© Reuters.  5月8日、主要7カ国(G7)首脳は、ウクライナ侵攻を受けた制裁措置として、ロシア産原油輸入の段階的廃止や禁止に向けて取り組むと表明した。ロシア・ボルゴグラードの製油施設

[ウィルミントン(米デラウェア州)/ワシントン 8日 ロイター] - 主要7カ国(G7)首脳は8日、ウクライナ侵攻を受けた制裁措置として、ロシア産原油輸入の段階的廃止や禁止に向けて取り組むと表明した。

首脳らはこの日、ウクライナのゼレンスキー大統領を招いてオンライン会議を開催。同国への支援やロシアのエネルギー部門などを対象にした追加措置について協議した。

共同声明で「ロシア産原油輸入の段階的廃止や禁止などにより、ロシアのエネルギーへの段階的な依存脱却を目指す。タイムリーかつ秩序立った方法でこれに取り組む」と表明した。

安定的で持続可能なエネルギー供給の確保に向けて、取り組むとともにパートナーと協力することも表明した。

さらに、ロシアを一段と経済的に孤立させ、プーチン大統領を支持するエリート層への対抗措置を「強化」する方針も示した。

米国は、ロシアのテレビ局3社に対する制裁措置を発表したほか、米国人がロシア人に会計やコンサルティングサービスを提供することを禁止。ロシアとベラルーシ当局者に対するビザ規制も導入した。

米財務省の声明によると、ガスプロムバンクの幹部らが制裁の対象となった。

米国や同盟国は、これまでロシアの主要顧客である欧州へのガス供給の混乱につながりかねない対応を避けており、ガスプロムバンク幹部に対する制裁は、ロシア国営エネルギー大手・ガスプロムに関わる初の措置となる。

© Reuters.  5月8日、主要7カ国(G7)首脳は、ウクライナ侵攻を受けた制裁措置として、ロシア産原油輸入の段階的廃止や禁止に向けて取り組むと表明した。ロシア・ボルゴグラードの製油施設で4月撮影(2022年 ロイター)

米政府当局者は、資産凍結や取引禁止といった全面的な措置ではないとした上で、ガスプロムバンクが安全な逃避先ではないことを示す狙いがあると述べた。

このほか、ロシア最大手行・ズベルバンクの幹部8人も制裁対象に加えれらた。

輸出規制の対象も、工業用エンジンやブルドーザー、モーターなどに拡大し、ロシアの戦力に直接打撃を与えることを目指す。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます