40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

EU首脳、ロシア産石油禁輸で合意 年内に9割対象

発行済 2022-05-31 07:35
更新済 2022-05-31 14:01
© Reuters.  欧州連合(EU)首脳は5月30日、ロシア産石油についてEUへの輸入を禁止することで合意した。ミシェル大統領が明らかにした。TT News Agency提供写真(2022年 ロイター)

[ブリュッセル 30日 ロイター] - 欧州連合(EU)は30日の首脳会議で、ロシア産石油について今年末までに90%の輸入を停止することで合意した。

外交筋によると、石油禁輸を巡る合意によって、ロシアの銀行最大手ズベルバンクを国際送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除する措置など、EUの対ロ制裁第6弾に盛られた他の条項の発効にも道が開かれる。

EUのミシェル大統領は「ロシア産石油のEUへの輸入禁止で合意した」とツイッターに投稿。「ロシアからの石油輸入の3分の2以上が直ちに対象となり、同国の戦費調達が大幅に削減される」とした。

EUが輸入するロシア産石油の3分の2はタンカー経由で、3分の1はドルジバパイプラインで運ばれている。海上輸送に対する禁輸措置でこの3分の2が対象となる。

パイプラインで結ばれているポーランドとドイツが年内に輸入をストップすれば、ロシアからの全輸入の9割が停止されることになる。

残りの10%は一時的に禁輸措置の対象外となる。代替が容易でないため禁輸に抵抗していた内陸国ハンガリーは、同じくパイプラインの南部分に接続されるスロバキア、チェコとともにアクセスを維持する。

タンカー経由で原油を輸入する加盟国は、パイプラインの開放が維持される加盟国と比べてコストが高くなるが、どのように補償されるかは今のところ不明。

外交筋によると、各国首脳は禁輸について政治的合意に達し、詳細は今後調整を行う見通し。

オランダのルッテ首相は、未解決の技術的な詳細については困難ではないと指摘した。

首脳会議はまた、ウクライナの政府維持と約2カ月間の賃金支払いに必要な90億ユーロ(97億ドル)相当のEU融資パッケージで政治的に合意。また、戦後のウクライナ復興に向けた国際基金の設立も支持したが、詳細は今後決定される。

*動画を付けて再送します。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます