[ロンドン 14日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)筋と業界筋は、2023年の世界の石油需要の伸びが鈍化するとの見通しを示した。
原油・燃料価格の高騰でインフレが進行し、世界経済の重しになることが背景。
OPECは7月に初めて23年の需要予測を公表する。今後のOPECの供給政策を見極める上で、国際エネルギー機関(IEA)の予測とともに市場の関心が集まっている。
OPEC筋とOPECに近い業界筋は23年の世界の需要の伸びが日量200万バレル以下になると予想。わずか2%の増加となる。OPECは22年の伸びを日量336万バレルと予想している。
OPEC筋によると、OPECは初の23年の予測を7月12日に発表する。
IEAは初の23年の予測を15日の月報で発表する。