[ガルミッシュパルテンキルヘン(ドイツ) 27日 ロイター] - 主要7カ国首脳会議(G7サミット)は27日、招待した一部の途上国の首脳を交え気候変動に関する討議を行い、エネルギー安全保障を確保しながら気候変動対策の加速に向け協力することで合意した。
G7は26日から3日間の日程でドイツ南部エルマウで首脳会議を開催。声明によると、アルゼンチン、インド、インドネシア、セネガル、南アフリカの首脳を招き、「社会的に公正」な方法で石炭の使用を段階的に削減し、再生可能エネルギーの利用を拡大する方法について討議した。
声明で「エネルギー安全保障を確保しながら、クライメイト・ニュートラル(気候中立)の実現に向け、クリーンで公正な移行を加速させるために協力することで合意した」と表明。この日の声明には新たな気候変動対策は含まれなかったものの、3日間の討議を総括するコミュニケで言及される可能性がある。