[エルマウ(ドイツ) 28日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は28日、ロシアがウクライナで勝利することは容認できないとし、西側諸国は必要な限りウクライナを支援し、ロシアのエネルギー輸出を標的とする取り組みを強化する用意があると述べた。
マクロン大統領はドイツで開かれていた主要7カ国(G7)首脳会議閉幕後の記者会見で、ロシアはウクライナを降伏させることを唯一の目的としていることは明らかだとし、「年末までに(紛争が)終結することを願っている。ロシアが勝利することがあってはならない」と述べた。
ロシアは27日、ウクライナ中部ポルタワ州のクレメンチュクにある商業施設をミサイルで攻撃し、少なくとも18人が死亡した。攻撃時に施設内に1000人以上がいたとされ、現在もなお少なくとも36人の行方が確認されていない。
マクロン大統領は、ロシアによるこうした行為は一段の制裁が必要であることを示しているとし、ウクライナの自衛のためにG7は軍事支援を引き続き強化すると表明。戦争犯罪を犯した者の責任を追及する必要があるとの考えを改めて示した上で、「ウクライナへの支援とロシアへの制裁は必要な限り継続される」と述べた。
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