[北京 12日 ロイター] - 中国で熱波が多くの都市を襲っており、異常な暑さのために道路がゆがんだり、屋根瓦が剥がれたりする事象が見られている。国内で最も暑い「三大かまど」の一つである南京市は戦時中の地下防空壕を住民に開放し、人々に涼を求める場所を提供している。
現地時間12日午後3時時点で、上海を含む86都市が、3段階の警告システムで最も深刻な赤色警報を発した。これは向こう24時間で摂氏40度以上の予想気温を意味する。建設やその他の屋外作業は中止される。
1873年の記録開始以来、上海で気温が40度を超えたのは15日しかない。
ソーシャルメディアに投稿された写真では、全身防護服を着た新型コロナウイルス対策に携わる保健員が、道路脇の高さ1メートルの氷の塊を抱きしめていた。