[モスクワ 20日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は20日、ロシアから欧州に天然ガスを供給するパイプライン「ノルドストリーム1」について、カナダで修理されたタービンが「どのような状態で返却されるかは不明」で、スイッチが切られていればノルドストリーム1を通じたガス供給は停止する可能性があるという認識を示した。
ノルドストリーム1は定期メンテナンス終了後、21日に稼働を再開すると見込まれている。
ロシア国営ガスプロムは6月、カナダで修理中のタービンの返却が遅れていることを理由に、ノルドストリーム1のガス供給量を40%に削減していた。
また、プーチン大統領はこの日、設備の保守点検が遅れているため供給量をさらに絞る可能性があるとも警告していた。