[イスラマバード 29日 ロイター] - パキスタンのアッサン・イクバル計画開発相は29日、モンスーンによる豪雨で北部と南部地域で発生した洪水による経済損失は初期の試算でも100億ドルを上回っていると述べた。また、世界には人類が引き起こした気候変動の影響を受けている同国の対応を支援する責務があると訴えた。
洪水により、道路や作物、インフラ、架橋が流され、過去数週間で少なくとも1000人が死亡、人口の15%以上に相当する3300万人超に影響が及んでいる。
シェリー・レーマン気候変動相は、この状況は「気候変動による甚大な人道災害」だと述べた。
イクバル計画開発相は、ロイターとのインタビューで「(被害は)極めて大きくなると思う。初期の暫定試算でも、100億ドル超と極めて大きい。これまでに1000人の人命が失われ、家屋約100万戸が被害を受けている」と語った。
*動画を付けて再送します。