[ベルリン 2日 ロイター] - 独経済省の報道官は2日、ロシア国営ガスプロムが欧州向け天然ガス供給を再開しないと発表したことを受け、ドイツのガス供給停止に対する備えはこれまでよりもはるかに充実していると述べた。
ガスプロムはこの日、主要ガスタービンの油漏れが見つかったとし、問題が解消されるまで「ノルドストリーム1」を介する欧州へのガス供給を再開しないと発表。再開の時期は明示しなかった。
報道官は声明で、ガスプロムの発表について特にコメントはしないとした上で「過去数週間、ロシアの信頼性の低さを目の当たりにしてきたため、シアのエネルギー輸入からの独立性を強化するための措置を取ってきた」とし、「数カ月前と比べドイツの備えははるかに整っている」と述べた。
報道官によると、ガス貯蔵施設の貯蓄率は現時点で84.3%。9月初めに10月の目標を達成できるという。