[カイロ 5日 ロイター] - クウェートのモハメド・アルファレス石油相代行は5日、石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」が合意した11月から日量200万バレルの減産は石油市場に好影響をもたらすと述べた。
国営通信によると、同相は減産決定について「供給や生産が増加した場合に備え、市場の動向をフォローする大きな責任をわれわれに課している」と語った。
クウェートでは5日の内閣改造で新たな石油相が発表され、前任のアルファレス氏は石油相を代行している。
同氏は、OPECプラスは世界経済に貢献するために活動しているのであって、脅かすためのものではないと発言。「消費者が価格上昇を懸念していることは理解しているが、OPECプラスの活動目的は基本的に需要と供給のバランスを維持することだ」と述べた。
また、OPECプラスは決して「覇権」を目的とした決定はせず、生産者にも消費者にも打撃とならない適正価格で市場に十分な供給を行うことに常に努めていると述べた。