[キーウ(キエフ) 19日 ロイター] - ウクライナ西部イワノフランコフスク州知事は19日、同州ブルシュティン市の主要火力発電所がロシアのミサイル攻撃を受け、火災が発生したと発表した。死者や負傷者は出ていないという。
同発電所は西部3地域の500万人(ロシア侵攻前のウクライナの人口の10%超に相当)に電力を供給していた。
中西部ビンニツァ州知事も、州内のエネルギー施設がロシア軍の攻撃を受けたと明らかにした。被害状況などは明らかになっていない。
冬を前に、ロシアによる主要インフラへの攻撃が相次いでおり、ゼレンスキー大統領は18日、ロシアの空爆により今月10日以降、国内発電所の30%が破壊されたと明らかにしていた。
また、大統領府の高官によると、北部チェルニヒウ州ではドローン(小型無人機)による攻撃で3人が負傷した。