[１５日 ロイター] - 中国国家統計局が１５日公表したデータによると、１０月の原油処理量は前年同月比０．８％増で、２カ月連続の増加となった。精製燃料の輸出を拡大するため製油所が処理量を増やしたことなどが背景。
処理量は５８６２万トン（日量１３８０万バレル）で、９月の日量１３８２万バレルをわずかに下回った。
１─１０月では５億５５８８万トン（日量約１３３５万バレル）で、前年同期を４．５％下回る水準。１─８月に前年比で生産削減が続いたことが背景。
製油所の１０月精製燃料輸出は前年比１３％増の約４４６万トンと今年３番目の高水準となった。政府による大規模な輸出枠の追加付与が背景。
１０月の天然ガス生産は前年比１２．３％増の１８５億立方メートルと３月以来の高水準だった。中国北部で冬の暖房シーズンが始まり、国内の生産者が掘削を加速させた。１─１０月では前年同期比６％増となった。
原油生産は前年同月比２．５％増の１７２２万トン（日量４０６ 万バレル）。１─１０月は３％増の１億７０９８万トン（同４１０万バレル）だった。