[22日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアが発電所などのインフラ設備を破壊し、基本的なサービスが必要になった場合、国民は「無敵センター」で暖房などを利用できると述べた。
全国に設けられた数千のセンターで、電気、暖房、水、インターネットサービス、携帯電話接続、薬局を無料で24時間提供するという。
ウクライナではロシアの攻撃により、一度に最大1000万人が長時間の停電に見舞われている。
ゼレンスキー氏は「ロシアの大規模な攻撃が再び起こり、電力が何時間も復旧しない事態が明らかになった場合、『無敵センター』が全ての主要なサービスの提供を開始する」とビデオ演説で述べた。
「テロリストの行動を踏まえると、あらゆるシナリオに備える必要がある」と語った。
既に4000以上のセンターが設置されており、今後さらに増やす計画だとした。