[ワシントン 15日 ロイター] - 米財務省は15日、アディエモ財務次官が16日から3日間の日程でベルリンとブリュッセルを訪問し、同盟国に「時宜にかなった」対ウクライナ支援の継続を呼びかけると表明した。
ロシア産石油の価格上限導入についても協議する。
欧州連合(EU)は第9次対ロシア制裁で合意。ウクライナに来年180億ユーロの支援を実施する方針も表明しており、米国は対ロシアで同盟国の団結を維持するため、欧州での外交を積極化している。
財務省によると、アディエモ次官は今回の訪問で対ロシア制裁を一段と強化する方策について協議する。ロシア軍への軍装備品供与を阻止し、戦費とロシア経済下支えに必要な収入を制限することが狙い。
今月5日に発効したロシア産原油の価格上限と来年2月5日発効予定のロシア産石油製品の価格上限についても同盟国と協議する。