[ブロバルイ(ウクライナ) 18日 ロイター] - ウクライナ当局によると、首都キーウ(キエフ)近郊のブロバルイで18日朝、ヘリコプターが墜落し、モナスティルスキー内相や子どもを含む14人が死亡した。
ヘリはキーウ北東のブロバルイの集合住宅や保育施設の近くに墜落。キーウ州知事は当初、死者を18人としていたが、その後修正。国家非常事態庁によると、死者にはヘリコプターの乗員3人・乗客6人と、地上で死亡した子ども1人が含まれる。また、子ども11人を含む25人が負傷した。
警察当局によると、モナスティルスキー内相のほか副内相ら内務省高官2人も死亡した。
ゼレンスキー大統領は「大変な悲劇だ」と述べた。
墜落の原因は不明。今のところロシアからのコメントはない。ウクライナ当局者によると、墜落当時、この地域でロシアの攻撃はなかったもよう。
目撃者によると、ヘリは低空を飛行して建物に激突したようだという。
事故の数時間後、国家警察のクリメンコ長官が内相代行に指名された。
バイデン米大統領は声明を発表し、事故の遺族に哀悼の意を示すとともに、モナスティルスキー内相の功績に敬意を表明。「ウクライナの民主主義を強化するための努力と、ウクライナ国民との揺るぎない協力関係を通じて、その遺産を尊重し続ける」と述べた。
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