[2日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は上昇。米連邦準備理事会(FRB)が1月31─2月1日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)利上げを決定し、ドルが下落したことを受けている。
北海ブレント先物は0.56ドル(0.7%)高の1バレル=83.40ドル。米WTI先物は0.65ドル(0.8%)高の77.05ドル。
パウエルFRB議長はFOMC後の記者会見で継続的な利上げが適切と再表明しつつも、インフレ圧力緩和で進展しているという見解を表明。これを受け、ドルは主要通貨バスケットに対し下落した。
ドル安に加え、5日からの欧州連合(EU)によるロシア産石油製品禁輸も原油相場を支援している。
欧州委員会は先週、ディーゼルや灯油などの石油製品には1バレル=100ドル、燃料油などには45ドルの価格上限を提案。1日の会合では意見が分かれ、3日に結論を持ち越した。