💎 今日の市場でもっとも健全な企業を見てみましょう完了

仏トタルとイラク、大型プロジェクトの条件交渉さらに遅延

発行済 2023-02-03 14:18
更新済 2023-02-03 14:28
© Reuters.  2月3日、フランスの石油・天然ガス大手トタルエナジーズとイラク政府は、270億ドル規模のエネルギープロジェクト契約について条件面で折り合いがついておらず、合意にはなお時

[ドバイ/ロンドン 2日 ロイター] - フランスの石油・天然ガス大手トタルエナジーズとイラク政府は、270億ドル規模のエネルギープロジェクト契約について条件面で折り合いがついておらず、合意にはなお時間を要する見通しだ。

プロジェクトは、トタルがイラク南部で25年にわたり石油、ガス、代替エネルギー施設を建設するもので、2021年に調印した。イラク筋4人によると、交渉が難航しているためトタルは外国人スタッフにイラクから引き揚げるよう求め、現地従業員にも在宅勤務を命じた。

関係筋3人によると、主な争点は出資比率で、イラク側が出資比率40%を要求しているのに対し、トタル側も過半数権益の保有を求めている。

イラク石油省の報道官は「出資比率を含むいくつかの障害」に関し、全方面が合意できる解決策を求めて対話を進めており、交渉にあと数カ月を要する可能性があるとした。

© Reuters.  2月3日、フランスの石油・天然ガス大手トタルエナジーズとイラク政府は、270億ドル規模のエネルギープロジェクト契約について条件面で折り合いがついておらず、合意にはなお時間を要する見通しだ。写真はトタルのロゴ。フランスのドンジュで1月撮影(2023年 ロイター/Stephane Mahe)

イラクではここ数年、エクソンモービルやシェル、BPなどの石油メジャーが事業を縮小している。同国にとってトタルのプロジェクトの遅れは、この流れを覆す努力に水を差すことになる。

中東での存在感強化を目指すフランス側にとっても痛手だ。

イラクのスダニ新首相は先週フランスを訪問し、両国は戦略パートナーシップ協定に調印。スダニ氏はトタルのプヤンヌ最高経営責任者(CEO)とも会談したが、イラクのプロジェクト出資比率を巡って対立したと関係筋の1人は話している。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます