[18日 ロイター] - 男子ゴルフのタイガー・ウッズ(米国)の元恋人が交際開始時に交わした秘密保持契約(NDA)を無効にするよう求めた訴訟で、フロリダ州の裁判所は訴えを棄却した。
元恋人のエリカ・ハーマンさんは2017年にウッズと交際を開始する際にNDAを交わしたが、セクハラや暴行などが理由の場合はこうした合意事項を制限するとした最近の法律を根拠に契約無効化を訴えた。
ハーマンさんはウッズのハラスメントや暴行を訴えてはいなかったが、弁護士はこの件が性的虐待の申し立てに関わってくると訴状の添付資料で示していた。また、無効を求める理由を「ウッズ側がこの契約を積極的に盾にしているため、さまざまな法的請求の根拠となる事実を開示して良いか分からない」と主張していた。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、裁判所は18日の判決でハーマンさんの主張は「信用性に欠ける」とし、性的暴行などに関連した主張をする場合は事実関係を具体的に示すことができるにもかかわらず「そうしなかった」と説明したという。