[ドーハ 23日 ロイター] - サウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相は23日、来月4日の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合を控え、今後も空売り筋を「痛めつける」と発言、空売り筋に注意を促した。
ブルームバーグ主催のカタール経済フォーラムで「他の市場と同様、投機筋が居座っているが、彼らには痛い目に遭うだろうと引き続き忠告する。実際4月には痛い目に遭った」とし「気をつけるようにとだけ言っておく」と述べた。
OPECプラスは4月に予想外の自主減産を発表。これを受け原油価格は上昇した。
同相は、OPECプラスはどのような批判があろうとも、将来に備えて引き続き積極的かつ予防的に行動すると発言。
「いわゆる『先送り』政策を続けることなく、勇敢に将来に対処する必要がある。そのような政策で今月、来月、再来月の状況をしのぐことはできるかもしれないが、それではわれわれの意図やより重要な目的を見失うことになる」と述べた。