[ウィーン 6日 ロイター] - 関係筋によると、石油輸出国機構(OPEC)は来週発表する来年の最初の石油需要予測で、需要の伸びは今年予想される日量235万バレル(2.4%)より減速するものの、なおパンデミック期を除いた過去10年間の年平均を上回ると予想する見込みだ。
一方、国際エネルギー機関(IEA)は来年に大幅な需要減を見込んでいる。
OPECとIEAは、最近たびたび対立している。OPECは先進国に助言を与えるIEAについて、無責任な予測をして後からデータを修正しているとして批判している。
OPEC関係筋3人は、来年の石油需要の伸びは鈍化するだろうが、IEAが予測するほど深刻ではなく、伸びは日量100万─200万バレル程度になると述べた。
OPECは13日公表の月報で、来年の最初の需要予測を発表する。
6日時点でOPECはコメント要請に応じていない。