[モスクワ 7日 ロイター] - ロシア政府筋は7日、同国が8月の石油輸出を削減すると表明したことについて、国内需要に対応するため、同量の減産は必要ないと述べた。
ノバク副首相は3日、国際原油価格の低迷を受けて、8月に石油輸出を日量50万バレル削減すると表明したが、国内石油会社の関係者は追加減産を命じられていないと話している。
政府筋はこれについて「8月に(追加の)減産を実施する必要はないだろう。国内で価格が上昇しており、燃料が不足している」と述べた。
ロシアはすでに日量約50万バレルの減産を3月から実施する意向を示している。
エネルギー省は7日、タス通信に対し、石油輸出を8月に追加で日量50万バレル削減することを確認したが、減産については言及しなかった。