[11日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小反発。サウジアラビアとロシアの供給削減が材料視されており、需要の先行きを占う上で重要な経済指標を見極めたいとの慎重ムードも強い。
0050GMT(日本時間午前9時50分)時点で北海ブレント先物は0.33ドル(0.4%)高の1バレル=78ドル。米WTI先物は0.35ドル(0.5%)高の73.34ドル。
サウジは先週、日量100万バレルの自主減産を1カ月延長し8月も実施すると発表。ロシアは8月の石油輸出を日量50万バレル削減すると表明した。
両国の供給削減に加え、米ドルが2カ月ぶりの安値に落ち込んだこともドルで決済される原油の割安感につながり、相場を支えた。
市場では11日発表される米石油協会(API)の原油在庫統計んのほか、今週の米消費者物価指数(CPI)や中国の経済指標に注目している。