[モスクワ 17日 ロイター] - ロシアのエネルギー省は17日、同国の石油輸出量について、8月に計画する日量50万バレルの自主的な削減に伴い、第3・四半期は210万トン減少すると発表した。
石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OPECプラス」は原油価格を支えるため、昨年11月から供給を削減している。
ロシアは今月初め、8月に自主的に日量50万バレルの石油輸出を削減すると表明。サウジアラビアは日量100万バレルの自主減産を1カ月延長し8月も実施する。
ロシアのエネルギー省は「8月の削減水準に応じて、第3・四半期のロシア国外の幹線パイプラインによる石油輸送は約210万トン減少する」とした。
輸出減少はロシア西部3港(プリモルスク、ウスチルガ、ノボロシースク)への出荷とパイプラインの供給に影響するという。