[ミラノ 18日 ロイター] - 米金融大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)が18日公表した世界の投資家への調査で、コモディティー(商品)に対する投資への資産配分が基準を下回るアンダーウェイトの割合が2020年5月以来、3年2カ月ぶりの大きさとなった。ユーロ圏株式は今年初めてアンダーウエートに転じた。
投資家は引き続き弱気姿勢を示し、60%が今後1年間に世界の経済成長が減速すると予想。6月からは2%ポイント低下した。調査はファンドマネジャー262人(運用資産総額6520億ドル)を対象にした。
ただ、経済の「ソフトランディング(軟着陸)」の予想は68%に増え、「ハードランディング」の予想が薄れてきたことも分かった。
1株当たり利益への期待に対する悲観的な見方は22年2月以来の低水準だった。
23年7月の現金配分比率は5.3%と、6月の5.1%から上昇。中央銀行にタカ派的な姿勢を続けることを迫っているインフレへの懸念が高まる中、最も活発化したトレードは引き続き「テクノロジー大手ロング」、次いで「日本ロング」だった。