[ドーハ 18日 ロイター] - 岸田文雄首相は18日、中東3カ国歴訪の最後の訪問先となったカタールでタミム首長と会談し、エネルギー関係や経済協力を強化することで合意した。
首相はエネルギー供給確保や日本のハイテク技術推進に向け、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、カタールを訪問した。
カタール政府の声明によると、両首脳は特にエネルギー、経済、防衛、安全保障、学術交流」で両国の関係を包括的なものから戦略的なものに格上げすることで合意した。
両国は新たな液化天然ガス(LNG)取引について発表しなかったが、日本の外務省の声明によると岸田首相は、LNGはアジアの現実的なエネルギー転換に重要な役割を果たすとタミム首長に述べた。
首相は、また「主要7カ国(G7)において天然ガス・LNGへの中長期的な投資が不可欠であるとの認識の下」で、日本がこれらへの投資の重要性についてG7から合意を得たことを強調した。