[北京 18日 ロイター] - 長年にわたって貿易関係を結んでいる中国とアルジェリアが18日、安全保障や国防など他分野でも協力を強化し、両国関係の一層の強化を図ることで合意した。
中国外務省の声明によると、習近平国家主席が北京でアルジェリアのテブン大統領と会談した後の合意で、相互に中核的な利益を支援し、主権と領土保全を確保することでも一致した。
地中海のアフリカ沿岸に位置するアルジェリアは、中国にとって戦略的に重要な存在。中国政府とアルジェリアを統治するアルジェリア民族解放戦線との関係は、フランスからの独立運動が展開された1950年代に遡る。
2014年には関係が包括的戦略パートナーに格上げされ、アルジェリアはアラブ諸国で最初に中国とこの関係を結んだ。
18日の声明によると、両国は包括的戦略パートナーシップの強化に合意。政治・安全保障面の協力強化の必要性を強調した。