[19日 ロイター] - ハリバートンとベーカー・ヒューズの米石油サービス大手2社は、19日に発表した第2・四半期利益がいずれもアナリスト予想を上回った。しかし両社はともに米国内のシェール開発が年末に向けて鈍化すると暗い見通しを示した。
石油とガスの価格が軟化したため米シェール業者は4―6月期にリグ(石油掘削装置)の稼働数削減を迫られ、掘削関連の装置やサービスの需要は落ち込んでいる。
ハリバートンは第3・四半期の売上高について、坑井完成・生産部門が横ばい、掘削・評価部門は1桁台前半の伸びと予想。ジェフ・ミラー最高経営責任者(CEO)は「下期を展望すると、北米市場の活動は全体的に上期を若干下回ると予想している」と述べた。
ベーカー・ヒューズのロレンゾ・シモネリCEOは「北米の事業環境は横ばいで、顧客からは値引きを求める声も出ている」と述べた。
ベーカー・ヒューズの第2・四半期決算は1株利益が0.39ドルで、アナリスト予想を0.06ドル上回った。ハリバートンの1株利益は0.77ドルで、やはりアナリスト予想を0.02ドル上回った。